2019年04月07日
マルシン マテバ シリンダー回転不足の改善
マルシンのマテバなんですが。
マテバに限らず、マルシンのリボルバーでよく問題にされる点として、バレルとシリンダーの接点となるフォーシングコーンの摩擦等による弾道の不安定が上げられます。
マテバの場合、原因はそれだけではないですが、とにかくシリンダーが回転不足になる確率が高い。
構造的に、ハンドの回転力がヨークが開く側に逃げてしまうとか、フォーシングコーンの摩擦力でシリンダーが回りきらないとか、理由は複合的なんでしょうけれど……これがダブルでゆっくりめにトリガー引いた際に、猛烈なスライダーが発生する原因の一つであろうと思います。
シングルできっちりシリンダーが回りきってる時と、5m弱で弾着点が10cm以上左にズレるんですから。
今回はここの改善を試みました。
要するに、回転が足りないなら、ハンドの高さを増して回しきってやればいいのでは?と言う発想です。
具体的にはこれ。
……なんだか黄色いですが、これはわざと、黄色い缶ジュースのアルミ缶を斬って使ったため。わかりやすいでしょ?
つまり、ハンドの右側面と上部を、アルミ缶から切り出した切片で嵩増しした訳です。
切片は瞬着で着けてます。
この前段階の試みとして、ハンドの上面だけにアルミ切片着けてみたのですが、接着面が小さすぎて上手くいきませんでした。ので、右側面も利用して接着面を大幅に増やしてます。
つまり、右側面から90度折り曲げて上面に回り込んで貼ってる訳です。
右側面も嵩増ししたのは、ハンドが右に逃げる事によってシリンダを押し上げる揚程が足りなくなるのを、右側の嵩増しによるクリアランス詰めで回避する意味合いもあります。
この荒療治で、とりあえず、ハンマーが落ちきる直前にはフォーシングコーンが「カチリ」とシリンダの穴にはまり込む確率がほぼ100%になりました。
トリガーの感触のよくないマテバですが、シリンダストップがキチンと嵌り(回転不足だと嵌らないまま撃発する)、フォーシングコーンもキチンと収まると、その時点でトリガプルが一旦谷に落ちて、そこからほんの少し力をかけた所でハンマが落ちる絶妙なポイントが発生するようになりました。
まだ試射してないのですが、これでスライダーが改善しているといいのですが……
マテバに限らず、マルシンのリボルバーでよく問題にされる点として、バレルとシリンダーの接点となるフォーシングコーンの摩擦等による弾道の不安定が上げられます。
マテバの場合、原因はそれだけではないですが、とにかくシリンダーが回転不足になる確率が高い。
構造的に、ハンドの回転力がヨークが開く側に逃げてしまうとか、フォーシングコーンの摩擦力でシリンダーが回りきらないとか、理由は複合的なんでしょうけれど……これがダブルでゆっくりめにトリガー引いた際に、猛烈なスライダーが発生する原因の一つであろうと思います。
シングルできっちりシリンダーが回りきってる時と、5m弱で弾着点が10cm以上左にズレるんですから。
今回はここの改善を試みました。
要するに、回転が足りないなら、ハンドの高さを増して回しきってやればいいのでは?と言う発想です。
具体的にはこれ。
……なんだか黄色いですが、これはわざと、黄色い缶ジュースのアルミ缶を斬って使ったため。わかりやすいでしょ?
つまり、ハンドの右側面と上部を、アルミ缶から切り出した切片で嵩増しした訳です。
切片は瞬着で着けてます。
この前段階の試みとして、ハンドの上面だけにアルミ切片着けてみたのですが、接着面が小さすぎて上手くいきませんでした。ので、右側面も利用して接着面を大幅に増やしてます。
つまり、右側面から90度折り曲げて上面に回り込んで貼ってる訳です。
右側面も嵩増ししたのは、ハンドが右に逃げる事によってシリンダを押し上げる揚程が足りなくなるのを、右側の嵩増しによるクリアランス詰めで回避する意味合いもあります。
この荒療治で、とりあえず、ハンマーが落ちきる直前にはフォーシングコーンが「カチリ」とシリンダの穴にはまり込む確率がほぼ100%になりました。
トリガーの感触のよくないマテバですが、シリンダストップがキチンと嵌り(回転不足だと嵌らないまま撃発する)、フォーシングコーンもキチンと収まると、その時点でトリガプルが一旦谷に落ちて、そこからほんの少し力をかけた所でハンマが落ちる絶妙なポイントが発生するようになりました。
まだ試射してないのですが、これでスライダーが改善しているといいのですが……
Posted by 二式大型七面鳥 at 22:27│Comments(0)
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