QRコード
QRCODE
※カテゴリー別のRSSです
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 1人
プロフィール
二式大型七面鳥
二式大型七面鳥

2018年10月13日

PSG-1ホップ改修作戦-その11-G-HOP谷押しパーツ改2

 本日試射調整した谷押しパーツの改良型(精度向上型)につきまして。
 まずは写真をご覧下さい。


 上が以前に一応の完成をみた、谷押しパーツとアーム、下が今回搭載した谷押しパーツ改(高精度版)とアームです。
 一見して、本来の押しゴムを受ける部分が無いのが分かるかと思います。
 今回、思い切ってその部分を切り落とし、厚みを調整した平ゴムで置き換えました。
 図にするとこんな感じ。
 ○ピンクはHOP最弱、黄色は最強を模したアーム位置。アームの可動範囲は先端で約1.5mm
 ○アームの下は、上から、押しゴム(グレー)・押しパーツ(アルミ:薄いグレー プラ棒:赤ハッチング)・チャンバゴム(グレー)・G-HOPのスピンシート(赤)


 Nazgulさんがよく指摘されている、押しゴムのシーソー現象をキャンセルし、エレベータHOPに最も簡単に近づける(ただし、アーム自体が弧を描く為、当然押しゴムも垂直移動はしない)、最も安上がりで簡単な方法であるかと思います。一番乱暴な方法とも言いますが。
 ゴムはホームセンターで手に入る、普通の1mm厚のゴムシートをPSG-1用は二枚重ねて瞬着で固定、FA-MAS用は同様に1mmと0.5mmを接着した……と思います(※これについては後述)。また、長さ(5mm)と、特に幅はきっちり3.8mmになるように数回切り出し直してます。これは、長さはともかく幅はチャンバパーツの左右の壁にきっかり収まり、バレル軸に対し押しパーツが左右にずれたりねじれ方向になったりするのを抑える為です。
 押しパーツ自体も、前回のプラ削り出しから、0.3mmアルミに1mm角の三角プラ棒を底辺で接着して作ってます。


 七面鳥は、エアガンに限らず何かを改造する時は、基本的に「オリジナルに戻せる」「簡単に手に入る素材を(工夫して)使う」をモットーとしてます。なので、アームを削るのはポリシーに反する訳ですが、ここは効果とトレードオフで。

 また、前述の図はPSG-1を採寸したものですが、FA-MASはチャンバーのプラ部分の厚み(図で2.0mmの部分)が約1.3mmしかありませんでした。なので、PSG-1で使用したフラットな押しパーツにゴムを追加して作った押しパーツ(厚みが足りないと思えたので急遽ゴムを貼り足したのだが、厚みが全体で3.4mmもあった)を使用した前回夏前の試射では、バレル内への突出が大きすぎて兆鬼HOP&糞詰まりで初速ガタ落ちになる訳です。
 また、PSG-1ではHOP最強で図のようにアームとチャンバがツライチになるようなのですが、FA-MASではどうもそうならないようで、その為に今回は3回ほど現合で押しゴムの厚みを調整してます(なので、何を何枚貼ったか良くわからなくなった)。なお、アーム~押しゴム~押しパーツ間は両面テープで貼り付けてます。これは、アームからパーツが外れて欲しくない半面、バレルの穴位置との兼ね合いで若干のズレは許容したい、その為には両面テープの接着力が丁度よいと考えた為です。

 これでPSG-1もFA-MASも、かなり満足のいく結果が得られました。これ以上は硬度を調整したゴム材を使ったり、押しゴムやパッキンの形状を突き詰めたりしていく必要があるでしょうけれど、もうその領域は素人が「手に入る素材」で手作業で出来る範囲を超えます。費用(作業工数等含む)対効果的には、いい線と言えるのではないかと、自己満足しております。

追記:
 ちなみに純正状態を図示すると多分こんな感じ。


 押しゴムの寸法は図示してませんが約3mm、図では真円ですが実際は潰れているはずです。
 この構造、量産品かつ効果対費用を考えると本当によく出来てると思います。  

Posted by 二式大型七面鳥 at 22:21Comments(0)PSG-1長掛けホップGホップ

2018年10月13日

みん森さんで試射調整して来ました。

 VSR-10リアルショック、FA-MAS、PSG-1の三丁をみん森さんで試射調整して来ました。
 なんとなれば、
1.VSRとFA-MASはハロウィンサバゲで使いたい為、事前にゼロインしておく必要がある。
2.FA-MASは以前のG-HOP化の際、何やっても鬼HOP&初速が激遅という調整失敗状態になった。
3.FA-MASとPSG-1は、G-HOP谷押しパーツの改良版を搭載したので効果確認したい。
 という必要性からです。
#本当は、VSRはイメチェン改修の最中なので、塗装が完了してから持ち出したかったのですが、まあ塗装前にキズとか付けないようにすれば問題無いかと。
 ただ、後述するトラブルで、十分な調整と初速測定ができなかった事、並びにビデオが撮れなかった事により写真もデータも無いです。あしからず。
 いや、部屋の模様替えしたら、カメラもビデオもどっかに埋まってしまって……

 さて。
 ハロウィンサバゲ、ASOBIBA桜木町さんで開催予定ですが、アソコはBB弾は0.2g縛り。
 なので、使う銃は0.2gで調整しなければなりません。
 が、七面鳥はみん森さんにも出入りしたいので、ここでは0.25ないし0.28g弾を使いたい。
 となると、両方で使う銃には両方で使えるセッティングをする必要があります。
 とりあえず、VSRは0.2g縛りのみの調整でいいのですが(11月のみん森さんのエアコキ戦に出たい気もしますが、それはそれで再調整するとして)、間違いなく両方で使うFA-MASはなかなか悩ましい所。まあ、悩んでいても始まらないのでVSRからゼロインしてみました。

 結果として、全て依託射撃で、
・VSRは30mまで大体フラットに飛ぶHOP調整で、30mの20cm四方看板に7割HIT程度の集弾性に。
・FA-MASは、
1.0.25g弾で30mまで大体フラット、8割強HIT程度。
2.0.2g弾はHOP最弱でも30mだとやはり鬼HOPで、スコープの上1/3位(センターから25~30mil上)を狙点としないとダメ。
3.0.2g弾で10m程度狙いでダットサイトを調整、大体掌サイズには集弾してるかな?
・PSG-1は0.28g弾で30mで調子良ければ全弾看板に集弾可能、これは以前の谷押し完成形と同等ですね。
 ただし、バッテリー切れでどの銃も初速計測出来ず(VSRはバッテリ関係ないですが、レンジ借用時間の関係でそれだけの為に延長したくなかったので)。

 悔しかったのはバッテリー切れで、事前に充電器がグリーンになるのを確認したはずのバッテリーがどれもほぼカラッケツだったという……いや、以前から何か充電器の調子がおかしいの知ってはいたんですよ。とはいえ……
 今、改めて充電中ですが、どうやら充電器側のコネクタが緩み気味で接触不良による充電完了誤判定が起きていた模様です。試しにコネクタの端子を少し締めて、ダメ押しで接点復活剤を吹いてから充電始めたら上手くいってるようなので。

 FA-MASとPSG-1に搭載した改良型の谷押しパーツについてはいずれ改めて記事にしますが、特にFA-MASはHOP最弱だと全く押しが効かない状態になってる模様です。その状態でも鬼HOPがかかるのは、G-HOPの基本構造が優れている……と言って良いのでしょうかね?逆に言うなら、軽量弾にG-HOPは相性が悪いとも言えますね。弾道(回転)を安定させる為にわずかでもHOPを掛けると、余計に弾道が浮きますし……あと、やはり屋外では軽量弾は横風の影響を強く受けますね。0.2gと0.25gをHOP調整だけで両立させるのはなかなか困難ですが、とりあえず近距離ならば狙点そのまま、遠距離は距離毎に軽量弾側で狙点のズレを覚える方向でなんとか対応出来そうです。屋内戦ではどっちみちそんな遠距離射撃にはならないでしょうから。
 むしろ、0.25g弾の30mで無改造時代のPSG-1並に集弾した事にびっくり。元々FA-MASは回転数も集弾性能もマルイの最初の製品とは思えない高性能を示しますが、思わず「FA-MASが鬼になった(笑)」とその場でつぶやいてしまいました。この結果は大満足。惜しむらくはバッテリ切れで0.28g弾での調整が出来ていない事ですね……

 本日の結果としては、各銃毎の調整はほぼ満足いく範囲、バッテリの件もこのタイミングで充電器の不調が判明したのはむしろ幸運であったと考えます。
 さて、VSRをバラしてイメチェン塗装の準備をしますか……この週末の天候がイマイチ怪しくなってきましたが……  

Posted by 二式大型七面鳥 at 12:32Comments(0)PSG-1長掛けホップGホップVSR-10

2018年08月26日

PSG-1ホップ改修作戦-その11- G-HOP改2 失敗の記録

 七面鳥の職場では、と言うか恐らく製造業関係者の間では、いや恐らくはもっと広い業種で「お前が今思いついた「良いアイデア」は、ほとんどの場合、過去に誰かが思いついたアイデアである。それが実用化されていないのは、お前がまだ気付いていない致命的な欠陥(コストアップ含む)があるからだ」という暗黙の了解があります。

 今回、久しぶりに七面鳥は、PSG-1の予備バレルを用いて、以前から考えていたG-HOPの改良案を試してみました。
 その結果は、まあ惨憺たるものでした。
 この記事は、その失敗の記録になります。
 成功は割と皆記録を残します。
 でも、実は重要なのは失敗の記録の方で、しかしながらそれは割と皆残してくれません。
 ので、自戒を込めて記事にしておきます。
 なお、データが無いのは、「データを取るまでも無く悪い結果だったから」であります。

 前回までの「G-HOP谷押し」のキモは、BB弾を上側二点で支えて左右方向のブレを抑える事でした。
 今回試したのは、この考え方を発展させ、押しパーツではなくホップのスピンシート自体で二点押さえをしようという物です。
 図を見ていただいた方がわかりやすいでしょう。


 スピンシートに下駄を履かせる為のスペーサをわざとバレル内に少しハミ出させ、これを左右方向の押さえとしよう、という発想です。

 実際にこれに近いパーツは市販されてます(うましか等)から、理屈は間違っていないのだろうと思います。
 結果が出なかったのは、
1.工作精度
2.押しの位置等の調整
3.スピンシートの材質
 の三点がメインの要因として考えられます。
 下から行くと、3.のスピンシートの材質は、CNRゴムという、ニトリルとネオプレンの両方の特性を持つ材質の0.5mmシートを使いました。これがスピンシートとして合っていたかどうかは正直分かりません。耐候性、耐久性、耐油性等で選択してます。オリジナルと同じ材質が入手出来ればそれに越した事はないのですが、マルイに問い合わせても教えてもらえませんでした。
2.の位置調整ですが、これはもう試行錯誤して調整するべき項目で、素人が片手間ではとてもやってられません(自宅に50m級のレンジがあって、毎日試作しては撃ってが出来るなら話は別ですが)。
1.の工作精度は、「良い工作は良い治具から」なので、曲がりなりにも治具を用意して可能な限り精度を詰めたつもりでしたが……

 結果として、先日の最高成績を超えるどころか、過去最低の集弾率でした。
 具体的には、30mで左右ブレが目測で±30cm程度、ホップの掛かりも安定せず上下も同程度にばらつきました。

 試射の結果からすると、
・左右へのブレ=回転軸のブレ=位置と工作精度の問題
・ホップの強さのバラツキ=位置と工作精度と材質のいずれかあるいは複合によるもの
 と考えられます。
 もしかすると、先日作った高精度版の押しパーツが相性悪かった可能性もあります。

 一度に色々試すとこのように原因究明が困難になるのですが、とりあえず、今回から以下の結論を得ました。
「ゲタはみ出しは工作が相当シビアなのでやらない方が良い」
 また、今回は高精度版押しパーツが従来より高さがある事も有り、ゼロホップ状態でも十分なホップの効きが得られた(@0.28g弾)事から、
「屋内での0.2g弾と、屋外での0.25or0.28g弾を使い分ける必要のあるFA-MASには厚みのある押しパーツは不向き」
 であるとも言えます。

 以上から、まず、
・FA-MASはBB弾重量に対する調整幅と安定性重視でオリジナルのG-HOPで再調整する
 事とし、PSG-1は、
・「ゲタはみ出し」よりも工作精度要求が低く、既に他の方によって結果の出ている「7mmロングホップ」を試す
 事とします。
※PSG-1は初速が早すぎて屋内(この場合0.2g90m/s縛り)では使えないので、屋外0.28g弾だけ考えれば良い。
 7mmロングホップを試す為には、バレルのHOP穴を拡張する必要があり、今度こそ後戻りできなくなりますが、ここで、バレルが二本ある(現状で精度の良い方をそのままにしておける)事が非常に心理的に効いてきます。

 7mmロングホップはゆっくりやるとして、FA-MASの改修は涼しくなったら実戦投入出来るようなペースで進めるよう努力しましょう。  

Posted by 二式大型七面鳥 at 22:23Comments(0)PSG-1長掛けホップGホップ

2018年07月25日

PSG-1ホップ改修作戦-その10- G-HOP改 「谷押し」押しパーツ高精度版試作

 色々準備はしてましたが、とりあえず一個作ってみましたので公開します。まずは仕上がりから。


 それなりに試行錯誤しました。
 まず、サイズですが、予備バレル&チャンバ入手後に再計測し、チャンバ側の幅が約3.8mmである事を確認しました。
 過去の画像でここを4mmとしてますが、もう少し狭い訳ですね。
 それから、材料として二辺が2mmの三角プラ棒を入手。
 これ自体は別にそれほど入手困難なものではありませんが、何しろ束でしか売ってない。
 のですが、秦野の某所でばら売りしていただきました。ラッキー。
 二辺が2mmの直角二等辺三角形ですから、斜辺は約2.8mm、斜辺を底辺とした場合の高さは約1.4mm。
 これを、0.3mm厚のアルミ板に瞬着で固定し、幅を3.8mm、長さを5.3mmになるようにヤスリで仕上げていきました。


 あ、材を複数用意しているのは失敗に備えるのと、成功したとしてPSG-1用とFA-MAS用が必要なため、一つ極端に長いのがあるのは、後日HOP窓を7mmに拡張する予定であるので、それに合わせた長さのものが必要なため。


 とりあえず今日は一つだけ削り出しました。結構気を使うので一日一個にしておきましょう(笑)。サイズもほら、バレル側HOP穴にぴったり。


 これを、なるべく水平になるように小細工してHOPアームに取り付け、HOPパッキンとスリップシートも小細工して確実な二点押しを実現……出来るでしょうか……やってみなければわからない、エアガン大実験!  

Posted by 二式大型七面鳥 at 22:18Comments(0)PSG-1初速長掛けホップGホップ

2018年07月24日

弾道に関する思考実験という名の戯れ言

 仕事が一息つけたので、息抜きの戯れ言にお付き合い戴ければ幸いであります。

 記事としては発表してませんが、以前、初速・落差・HOPなんかの関係を簡単なモデル計算で説明出来ないかとチャレンジした事があります。自分が理解出来ているかを確認するのに、文章化して他人に説明出来るかを試すってのは非常に有効なので。
 目的は、「弾道は、初速と揚力(≒HOP回転)”だけで”説明のつく、原理としては非常に単純な物理現象である」事を明確にしたかったからです。
 その結果をお蔵入りにしたのは、ご想像の通り、あまり良い結果が出なかった(現実に近い結果が出せなかった)からです。

 今回、ちょっとリベンジして、割と納得のいく結果が出たので、公開したいと思います。

 結論から言うと、お蔵入りした検討の失敗理由は、初速やHOPの減衰を等加速度運動だけで説明出来ないかと頑張った為。
 今回割と上手くいったのは、従前の等加速度の部分を加加速度の計算で置き換えた為でした。

 まず。
 物事を単純にするため、初速の減衰は無いものとします。その状態で、まず、HOP無しの弾道を計算してみます。初速は、計算しやすいので90m/sとします。
 この条件で、10m進む毎の狙点に対する弾道の落差を計算してみます。
※あくまで10m毎です、0.1sec毎とかではありませんので注意。




 この場合、弾道は重力加速度の影響のみを受けますので、計算は非常に簡単です。また、ガリレオの実験を繙くまでもなく、重力加速度に対し物体の質量は影響しませんから、BB弾の重量はパラメータに含みません。
 重力加速度は、その名の通り加速度ですから、時間の影響が二乗で効いてきまして、弾道も発射後に文字通り加速度的に落下していきます。
 ここが重要で、HOP無しであっても、20~30m位までは逆にそんなに弾道が落ちません。というか、落ちたように見えません。二乗で効く時間の影響が、時間そのものが小さい為に、より小さくなっているわけです。特に射点からの見え方としては「ある点(ある時間経過後)から急激に落ちる(時間の影響がでかくなる)」ように見える原因がこれ、と理解出来ます。実際問題として、現実世界ではちょうどその辺から弾速の低下が目立つようになる事、遠近感の影響で遠くなるに従って弾の距離方向の見かけの移動量が小さく感じ、垂直方向の動きが相対的に目立つ事も重なって、余計にそう見えるものと七面鳥は理解してます。

 さて、ここでHOPによる揚力を付け加えてみます。揚力は弾丸の重量が影響しますが、面倒なので無視します(笑)。ただし、揚力が減衰しないと、いつまでも上昇する弾道になってしまいますので、とりあえず一定の割合でHOP回転=揚力が減衰すると仮定は導入します。
 ここでは、初期値としてHOPによる揚力を1.5G(14.7m/s2)、減衰を10m飛行する毎に0.2Gと仮定します。つまり初期値で重力加速度に対し0.5Gの揚力を持っている事になります。
 ……この、「揚力が減衰する」をどう計算で表現するかがキモで、前回はこれが上手くいかなくて頓挫したわけです。下向きに働く重力加速度と、上向きの揚力との間で単純な引き算で計算しようとして大失敗だったわけで、よくよく考えるに、要するにトータルでの加速度が上向き0.5Gから下向き1Gに、0.2G/10mというレートで変化するのだと。つまり、加速度の変化率、加加速度の考え方を持ち込まないとダメだったんだと気付きました。
 加速度は速度の微分、加加速度は加速度の微分、これを元に式を立てて変位を計算した結果がこちら。




 ……計算間違ってないだろうな……もし間違いがありましたら、こっそりご指摘いただきたく。
 それはともかく、えいやで各パラメータを決めた割には、割とそれらしい曲線を描いてると思います。
 このグラフのキモも、最初のうちは変位量が小さい事です。加速度ですから、時間が二乗(加加速度に至っては三乗)で効いてくるので、最初は小さく、そのうちドンドン変位が大きくなります。ただし、この場合はその加速度自体が時系列的に小さくなる(重力加速度に近づいていく)ので、40~50mあたりで最も浮いた後、今度は一気に落ちていきます。
 ついでに言うと、見た目的には、上がりはじめと落ち始めが奥の方なので、遠近感で余計に変化が小さく見えるでしょう。

 この計算は、①弾速が落ちない ②Hopが一定で減衰 というモデル条件下での計算ですが、見た目の動きは現実に割とあってると思います。
 なので、七面鳥的には、これで、「弾道は初速とHOP回転数のみで説明可能」という仮説は証明出来たと考えてます。

 現実には、弾速は空気抵抗により減速をしますが、これは計算式がありますし、HOP回転の減衰も計算可能のようです。初期のHOP回転数だけは高速度カメラか何かで実測するしか手がありませんが、これも実際に試した先達が居る事が解ってます。また、横風の影響も、同様に加加速度で解決出来ます(最初は横風風速がまるごと横加速度になり、弾の横移動=風速になるまで加速度が減り続ける)。

 これで、初速とHOP回転が得られるなら加速手段とHOP形式は何でも良い、つまり「流速じゃないとダメ」とか「加速シリンダーじゃないとダメ」なんてことはない、加速自体がゆるやかでも、ガスでも、極論するなら後ろから棒で押しても(既にエアガンではないですが)、必要な初速が得られるなら何だって違いは無い、HOPだって必要な回転数が得られるなら躓こうが固定だろうがイモネジだろうが何だっていい(弾道の安定性の問題はここではガン無視です)って事です。
#流速チューン自体を否定するものではありません。強HOPと初速を両立する手段(二次的に爆裂発射音も)として有効な手段と認識してます。加速シリンダーについても同様です。

 また、巷では「射程70m」というのが大射程銃の一つの基準となっているようですが、確かに70mに届かせること自体は可能とも思えます※。ただし、グラフを見る限り「低伸する弾道」のままでは不可能のようですが……
 大射程(70m超?)を優先して難しい不規則な距離と上下の狙点補正するか、低伸性と狙点補正の簡単さを優先して射程はそこそこ(50m弱?)で諦めるか……難しい所というか好みの問題でしょうか……低伸弾道設定のままで、仰角取ったらどこまで狙えるか(スコープ下端に標的を収めた状態で当たる最大距離)も試してみたいところではありますね。

※空気抵抗による弾速の減衰をシミュレートするなら、HOP到達最高高度はもっと高く、最高高度到達位置はもっと奥になると思われます(でないと減速後の急落の辻褄を合わせられない)。つまりもう少しHOPのキツい弾道になるわけですね。  続きを読む

Posted by 二式大型七面鳥 at 21:34Comments(0)初速長掛けホップGホップ

2018年07月14日

備忘録:PSG-1ホップ周辺寸法

某所で見たエレベータホップに感銘を受け、エレベータ構造をPSG-1に再現出来ないか?という事で寸法を測ってみました。
予備バレルとチャンバがあると、銃を分解しなくても測れるので楽ちん~。
主な寸法は図中を参照下さい。


バレルは内径6mm、肉厚1mmで外径8mm、チャンバゴムは0.5mm厚、その外のチャンバパーツは平均1.6mm厚。アームも大体寸法は合わせて描いてあります。ホップ突起は大体の形状ですが、実際はもっと前後が短い形状だったはずですね。で……
結論。
無理。
エレベータホップの加工をするには、押し部品が垂直に上下するガイドが必要ですが、この構造ではアームをどかさないと不可能。
ですが、PSG-1の場合、アームの上はコッキングレバーが通ってますし、コッキングレバーを無効化する改造の場合は大概そこに背骨が通ります。なので、真上からネジで押す構造はまず不可能。
アームを残したままでは、有効なガイド高さが稼げそうにないのでそれも不可能(アームを削る手はエレベータガイドとの干渉がタイトでちょっと加工出来る自信がないので)。
アームは先端で約1.5mmほど上下するようです。もしかしたら2mm程度かも。ホップダイヤルの溝が上手く測れないので……どっちにしても、押しパーツ部で最大でも1.5mmしか上下しません。
押しパーツからアームの支点まで約16mm、角度変化は10%勾配って所ですか。角度に直すと約6度ですかね。結構角度変化ありますね。
なので、押しパーツの角度変化も相応にあるでしょうから、エレベータ式の方が精度は上がる理屈もそう思えます。そうなると、アーム式で可能な限り押しパーツの角度変化を抑える方法を考えるべきかも。
あと、気になるのは、チャンバ側のホップ窓がバレル側のホップ窓に比べて長い事。バレル側が5mm強に対し、チャンバ側は約7mmあります。
某所ではバレル側の窓を7mmに拡張して良い結果を得たとおっしゃってる方もいらっしゃるので、こちらは再現可能かも。

窓拡張は最後の手段として、当面は、一段落したPSG-1改修の次の段階として、G-HOPのスピンシート下部はみ出し案を試そうと思ってます。押しパーツも材料の入手の目処が立ったのでもう少し精度良く作れそう。これが上手くいくならその構造をFA-MASにも反映し、その先にバレル窓7mm拡張に進めましょう。バレル&チャンバが二本あると、上手く行った方を残して先に進めるから非常に気が楽ですね。  

Posted by 二式大型七面鳥 at 23:18Comments(0)PSG-1長掛けホップGホップ

2018年07月03日

物欲暴走?

 M・ウルブリニさんという、七面鳥がリスペクトしている作家さんがいらっしゃいまして。
 最近のツイートで、修理から還ってきた、古(いにしえ)のSSオートマグの写真をアップされてまして。
 それを見たら辛抱たまらず、思わず知らず近所のリサイクル屋にあったマルイのオートマグ18禁仕様を衝動買いしてしまいました(爆)。


 やっぱオートマグはステンレスですよね。
 なんて言ったら、こないだ買ったクリント1(黒)が拗ねるかな?
 つか、オートマグ二丁も持ってどうするつもりだ>俺。


 マルイのオートマグはエアコキですから、エアコキ戦にでも投入してみますか……当たるのか?やった事まだ無いですけど。
 状態は望外に良かったです。未使用新品かと思ったくらい。ターゲットペーパーが一枚だけ使った形跡があるので、未使用では無さそうですが。
 綺麗な子が嫁いできたので、大事にしてあげましょう。



 物欲ネタもう一つ。
 PSG-1のスペアバレルをチャンバー込みで落札しました。バレル、大体定価の半額。あえての純正です。


 これで、現状の、一応結果の出た「G-HOP谷押し」をそのままにして、新しい挑戦が出来るというものです。
 七面鳥は割と「石橋は叩き壊して架け替える」クチなので、本来は退路を確保しておかないとチャレンジしづらいのですね……なので、これで比較も出来るし、チャレンジに失敗しても途方に暮れずに済みます。
 さて、治具と材料も揃ってきたし、時間が空いたら早速やってみるか……  

Posted by 二式大型七面鳥 at 21:47Comments(0)サイドアーム装備PSG-1オートマグ長掛けホップGホップ

2018年06月28日

FA-MASホップ改修作戦-Gホップ試射結果2

 FA-MASです……前回の結果を基に、HOPを強くしたら弾が飛ばなくなったとです……

 というわけで。
 PSG-1の調整と同時に、FA-MASも調整しよう……と思ったのですが。
 初っぱなからつまづきました。もう明確にHOPがかかりすぎの症状ですね。
 一応、初速も測ってみましたが……


 本来この銃は、85m/s程度は出るのはずです。
 数字がキチンと揃ってるのは流石G-HOPといったところですが……
 良かれと思って押しパーツを厚めにしたのが裏目に出た事間違いなし。ああ、また分解せねば……
 もう、次に分解する時は覚悟決めて、自作FETまわりの配線の整理もしましょう。  

Posted by 二式大型七面鳥 at 21:04Comments(0)初速長掛けホップGホップ

2018年06月26日

20180627 PSG-1ホップ改修作戦-その9- G-HOP改 「谷押し」改修結果。

 その8で日記に書いた「谷押しパーツ(今命名し

ました)」の効果を、みん森さんで試してきました。
 まずは動画をご覧下さい。弾は0.28gのギャロップのバイオ弾です。

 念願であった「30mでショートマグ15発全弾命中」を実現出来ました!
 いや、実際の話、この動画はチャンピオンデータです。が、これを含めてビデオに撮った8回の結果を以下に示します。


 そこそこ良い集弾してると思いますが如何でしょう。外しても、看板の柱に当たってる=左右はブレてない、というのが七面鳥的にはツボでした。全体に、過去最高の集弾性能になったと思ってます。

 次に、40m試射の結果動画を。

 15発中8発、命中音が聞き取れます。外れ弾も突拍子もない方向、という訳ではないように見えます。

 続いて50m改め、多分45mあたりのファティーグ。40mより遠くにあるけど、50mよりは近いようですが、正確な距離は分からないのでとりあえず45mだと仮定します。

 15発中5発は、メットに命中してはじけているのを確認出来ます。
 30mと40mの看板は縦横20cm、これは若干幅広いですが大体人の顔と思っていい大きさです。メットは……いうまでもありませんよね。
 狙点は、40mゼロイン、30mは中心の3Mil下(大体数字の下端)、45mはメット中心から3Mil上です。つまり、その6で目標とした「スコープの上下4Mil以内で30~50mをまかなう」も一応実現出来たと言って良いでしょう。ちなみに、エレベーションは前回その6時点と変えてません。HOP調整は2.5ノッチ、ここでいうノッチはホップダイヤル円周上の8個ある突起の事です。その6時点でのHOPは全体の3/4ですから、押しパーツの高さが増えてる分かなり軽めになっている事が分かります。

 この最適ホップ状態での初速計測結果です。


 前回のG-HOPのみ状態に比べて、集弾性と射程が若干向上しただけでなく、
・初速が向上している
・初速バラツキの偏差が減少している
事が分かります。
 これはもう、ただ真っ平らな押しパーツで押すよりも、谷押しパーツで押す方が効率が良い-多分、頂点からぐっと押すより二点で軽く押す方が抜弾抵抗が若干小さく、なのにHOP回転は若干強く、回転方向もチャンバ内位置も安定性が高まった-事を示しているとしか考えられません。

 G-HOP谷押し改修が、全てが良い事づくめの成功を収めた事で、改修の方向性と理屈が間違っていなかった事が証明されたと、七面鳥は考えてます。
 これを持って、PSG-1ホップ回収作戦の第一段階を終了とします。とりあえず、この状態なら、実戦投入するに足る性能であると言って良いでしょう。

 とはいえ、まだ集弾性を詰める余地はあると感じてます。
 今後の方向性としては、
・谷押しパーツの工作精度向上
・G-HOPスピンシート構造の改良
 の二点を考えてます。
 工作精度向上というのは、実は今回の谷押しパーツ、幅方向に余裕を見て作ったので、幅がわずかにHOP窓溝より小さくなってます。


 幅はノギス手計測で3.9mm、溝に対し0.1~0.2ほどのクリアランスというかガタがある事になります。0.1mmといえど、長さ5mmのパーツから見れば2%に匹敵し、前後が逆方向に向いたとすると実にバレル軸に対し4%もの傾斜を持つ事になります。これは、ガタを詰めざるを得ません。また、谷の精度自体にもまだまだ不満があります。もう少し何度かチャレンジして手が仕事を覚えてくれば、もう少し精度の良い部品が作れるはずです。下図をご覧下さい。


 一番上が現状の模式形状、わずかに幅が狭いですが、本来の理想はその下の形状。ただ、これを削り出しだけで作るのはかなり困難なので、0.5mmのプラ板に1mm角プラ棒を4本並べ、うち中央2本をオミットし、左右2本を削る方が精度出るのではと考えたのが下二つ。ガッツリ三角に削るより、一番下のように最低限の削りで済ませるのが一番精度が出せるかも知れません。

 スピンシートの改良は、下図をご覧下さい。


 ガンジニアさんのG-HOPは、スピンシートとバレルの間に高さ調整のために一枚、チャンバーゴムを挟んでいます。これを、ほんのわずかにチャンバー側にハミ出させる事で、より広い幅で確実にBB弾を二点保持しようという考え方です。上図左のように谷押しで押す予定ですが、スピンシート二点支えが上手く機能するなら、上図右のようにフラット押しでも良いのかもしれません。また、その場合は押し部分をゴムにすれば窓幅の問題もクリア出来るでしょう。

 とりあえず、PSG-1はこの先はちまちま時間を掛けてじっくり取り組んでみるつもりです。出来れば今のバレル廻りはそのままキープして、精度向上用にバレルとチャンバがもう一セット欲しいですね。

 ……あとはFA-MASか……FA-MASなぁ……  続きを読む

Posted by 二式大型七面鳥 at 21:22Comments(0)PSG-1初速長掛けホップGホップ