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二式大型七面鳥
二式大型七面鳥

2017年10月07日

PSG-1構造問題点と改善案 続き

 分解したPSG-1の首回りを眺めて、補強のシミュレーションを進めます。

 まず気付いたのは、右フレーム先端の謎の穴というか切り欠き(幅約3mm)。

 本来閉断面であるべきフレーム端(フレームは閉断面の円筒と解釈出来ます)にこのような切り欠きがあると、ここを起点に端部が開くように変形し、剛性が落ちる事になりかねません。
 マガジン部から後ろは、実銃でも補強板が溶接されていますが、こちらも溝に合わせてダイキャストと思われる金属パーツがビス三本で留まってます。

 パーツリストで見た時はプラのパーツと思ってましたが。これ自体は強度に効いていそうです。ビス三本というのがちょっと物足りない(右フレーム先端のビスはバカになってました)ので、後日エポキシで接着してしまった方が良いかもしれません。
 チャンバー周りは空間に余裕がありそうに見えますが、ダミーボルトの可動を考えると使える空間はわずか(マガジン部下側はマガジン、上側はボルトがあるので補強板取り付け部の平面の幅10mm以下しか使えない)なので、ここの補強はとりあえず考えない事にして、パイプホルダ周りに特化して考えます。
 色々考えた末の現状の方針は以下になります。
・基本はパテでパイプホルダ付近(キャップより前)の空間を埋める。
・右フレームと右パイプホルダはこの際接着して一体化してしまう。一体化しても分解に支障は無い。
・左フレームと左パイプホルダは一体化すると分解出来なくなるのでしない。
・右フレームの謎の穴を利用し、パイプホルダ部~レシーバ固定ネジ下部に補強材を通し、これごとパテで固めてしまう。
・左右パイプホルダは、なるべくキャップに近い位置にタップを立てて、それぞれフレームとボルト結合してしまう


 まあ、素人作業で手出し出来るのはこの辺でしょうか……フレームホルダとその下に通す補強材で一種の箱形構造にすることで、下側のパテにかかる引っ張りを受け持ち、全体の剛性を多少なりとも向上させられるのでは……と考えてます。
 目的はパイプホルダとフレームが可能な限り一体化する事です。バレル側にかかる力は圧倒的に下から上方向でしょうから(バイポッド使用を想定)、パイプホルダより下に引っ張りを受け持つ剛体があれば耐えられるはずです。これでダメなら、右パイプホルダ先端~右フレーム前端下部までさらに補強材を通すことも考えてます(ハンドガードへの荷重は、元々バレルでは無くパイプホルダにかかる構造になっている)が、それは最後の手段に取っておきます。
 フレーム自体の補強もいい手を考えておかないと……左フレームの補強材部に、ピカティニレール基部をハンドガード内を含めて貫通さえて補強材とし、外見の変化もかねるとか……  

Posted by 二式大型七面鳥 at 13:20Comments(0)PSG-1