2018年01月27日
固定四倍スコープ二階建て(完成)@FA-MAS
マウントベース、完成したので公開します。
まずはタイトル用の完成写真をば。
ベースは20mm角のアルミチャンネル2mm厚にて作成、長さは14cmで切り出しました。
加工の手順はいちいち説明してもアレなので、次のポンチ絵を参照下さい。
ちっちゃくて見えづらいとアレなので原寸も投稿しておきます。
アルミチャンネルですが、FA-MASのキャリングハンドルの内側幅はおよそ22mm、20mmのチャンネルでは少し幅が足りません。
そこで、手元にあった適当なサイズの1mm厚のアルミ板で幅増しします。
レールは構えた時にスコープの前後位置が良い感じなるところを探して調整し決定した位置に。旧型と比較すると結構後ろに下がってます。
旧型のマウント取り付け穴の痕跡が分かるでしょうか?
固定は今まで通り、キャリングハンドルに元からある穴に5mmのネジを通して固定します……が、旧型の1.5mm厚アルミだとちょうどこの位置にある夜間用リヤサイトが、切り欠きを少し作るだけで逃げられたのですが、都合3mm厚となる新型では逃げようがなく、仕方なしに夜間用リヤサイトは取り外しました。
この状態で、実はマウントベースがちょうどリヤサイトにカツカツの位置に。リヤサイト前側のピープ穴径調節機構が作動出来なくなりました、ので、解放側(倒した方)で固定と言う事で。アイアンサイト使う時は本当の緊急時だろうから、精密射撃よりまずフロントサイトを見失わない事が優先で、穴径は大きい方が良いと判断しました。あ、後ろ側の調整はちゃんと使えます。
あとは全体に100均の偽カーボンを貼ります。貼り方が雑なのは、トップ面以外はほぼ見えない為。
それと、旧型は板厚が足りない事&ダットサイトがクイックリリースでないのでベースごと毎回付け外ししていた事からナットで止めてましたが、今回はリングマウントがクイックリリースなので、ベースは付けっぱなしにするつもりで、ベース側に直接タップを切ってネジ締めてます。
キャリングハンドルの上にスコープを載せる銃の共通の弱点として、銃身とスコープの視差が大きい事があります。そこで、今回、ベースにレールをネジ止めする際、前側に0.5mm、後ろ側に1.5mm厚のワッシャーを噛ませて2%ほど前下がりになるようにレールを固定しました。後ろだけだとレールの前側が干渉して歪む可能性を考え、前にもワッシャーを噛ませて少し浮かせてます。
この2%ですが、ざっくり推算して、初速85m/sの場合、距離15mの時点で重力によっておよそ15cm着弾点が下がります。
※ただし、重力以外は考慮していない。空気抵抗による弾速の減速とか、弾丸後方の乱流による変位とか、ホップ回転による揚力とかは全く考慮してません。
ここで、バレルとスコープの視差が15cmと仮定し、15mでゼロインする事を考えると、そのための傾斜は計算上ざっくり-2%となりました。
逆に、スコープのラインを水平とするとこんな感じ。
この場合、15mより近距離では、場合によりわずかに狙点より上に着弾する事になります。
あくまで計算上ですが、このような形が多分最も使いやすい弾道になるかな~と考えてます。まあ、後は実戦で試してみる他ありません。なお、ホップ回転の影響は弾道の後半で効いてくるので、その意味でも使いやすい……と、いいなぁ……
これで完成した状態がタイトルの写真です。予想とほぼ同じ状態で収まっているので、まあ良く出来た方かと。
もちろん、本当はもう1cm位下げられるのでしょうけれど、そのためのリングマウントを自作する技術は七面鳥には無いと判断してます。
この状態で、アイアンサイトとスコープとダットサイトが大体同じ所を向いているので、まあ射軸のズレも許容範囲内だと思います。
後は、どこかのレンジで地道に調整していく作業ですね。
果たしてどれくらい使えるか、思っていたような近~中遠距離でのマイティさを発揮出来るか、ドキがムネムネしてます。
※ドキがムネムネ:このフレーズにピンと来た人は、七面鳥と同時期にGun誌でジャック天野氏の記事を読んでいた方だと断定します(笑)
まずはタイトル用の完成写真をば。
ベースは20mm角のアルミチャンネル2mm厚にて作成、長さは14cmで切り出しました。
加工の手順はいちいち説明してもアレなので、次のポンチ絵を参照下さい。
ちっちゃくて見えづらいとアレなので原寸も投稿しておきます。
アルミチャンネルですが、FA-MASのキャリングハンドルの内側幅はおよそ22mm、20mmのチャンネルでは少し幅が足りません。
そこで、手元にあった適当なサイズの1mm厚のアルミ板で幅増しします。
レールは構えた時にスコープの前後位置が良い感じなるところを探して調整し決定した位置に。旧型と比較すると結構後ろに下がってます。
旧型のマウント取り付け穴の痕跡が分かるでしょうか?
固定は今まで通り、キャリングハンドルに元からある穴に5mmのネジを通して固定します……が、旧型の1.5mm厚アルミだとちょうどこの位置にある夜間用リヤサイトが、切り欠きを少し作るだけで逃げられたのですが、都合3mm厚となる新型では逃げようがなく、仕方なしに夜間用リヤサイトは取り外しました。
この状態で、実はマウントベースがちょうどリヤサイトにカツカツの位置に。リヤサイト前側のピープ穴径調節機構が作動出来なくなりました、ので、解放側(倒した方)で固定と言う事で。アイアンサイト使う時は本当の緊急時だろうから、精密射撃よりまずフロントサイトを見失わない事が優先で、穴径は大きい方が良いと判断しました。あ、後ろ側の調整はちゃんと使えます。
あとは全体に100均の偽カーボンを貼ります。貼り方が雑なのは、トップ面以外はほぼ見えない為。
それと、旧型は板厚が足りない事&ダットサイトがクイックリリースでないのでベースごと毎回付け外ししていた事からナットで止めてましたが、今回はリングマウントがクイックリリースなので、ベースは付けっぱなしにするつもりで、ベース側に直接タップを切ってネジ締めてます。
キャリングハンドルの上にスコープを載せる銃の共通の弱点として、銃身とスコープの視差が大きい事があります。そこで、今回、ベースにレールをネジ止めする際、前側に0.5mm、後ろ側に1.5mm厚のワッシャーを噛ませて2%ほど前下がりになるようにレールを固定しました。後ろだけだとレールの前側が干渉して歪む可能性を考え、前にもワッシャーを噛ませて少し浮かせてます。
この2%ですが、ざっくり推算して、初速85m/sの場合、距離15mの時点で重力によっておよそ15cm着弾点が下がります。
※ただし、重力以外は考慮していない。空気抵抗による弾速の減速とか、弾丸後方の乱流による変位とか、ホップ回転による揚力とかは全く考慮してません。
ここで、バレルとスコープの視差が15cmと仮定し、15mでゼロインする事を考えると、そのための傾斜は計算上ざっくり-2%となりました。
逆に、スコープのラインを水平とするとこんな感じ。
この場合、15mより近距離では、場合によりわずかに狙点より上に着弾する事になります。
あくまで計算上ですが、このような形が多分最も使いやすい弾道になるかな~と考えてます。まあ、後は実戦で試してみる他ありません。なお、ホップ回転の影響は弾道の後半で効いてくるので、その意味でも使いやすい……と、いいなぁ……
これで完成した状態がタイトルの写真です。予想とほぼ同じ状態で収まっているので、まあ良く出来た方かと。
もちろん、本当はもう1cm位下げられるのでしょうけれど、そのためのリングマウントを自作する技術は七面鳥には無いと判断してます。
この状態で、アイアンサイトとスコープとダットサイトが大体同じ所を向いているので、まあ射軸のズレも許容範囲内だと思います。
後は、どこかのレンジで地道に調整していく作業ですね。
果たしてどれくらい使えるか、思っていたような近~中遠距離でのマイティさを発揮出来るか、ドキがムネムネしてます。
※ドキがムネムネ:このフレーズにピンと来た人は、七面鳥と同時期にGun誌でジャック天野氏の記事を読んでいた方だと断定します(笑)
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追記。
同じようなアングルから撮影した旧マウントベース+ダットサイトの写真と、新マウントベース+二階建ての写真を重ねてみました。
旧ダットサイトより、新スコープの方がわずかに低く付いてるようですね。よかった。
新ダットサイトの位置だと、殆ど首を傾けずにサイトを覗けるので、首への負担は格段に減りそうです。
あとは視差の影響がどの程度出るかですが……こればっかりは調整してみないと分かりませんね。
追記。
同じようなアングルから撮影した旧マウントベース+ダットサイトの写真と、新マウントベース+二階建ての写真を重ねてみました。
旧ダットサイトより、新スコープの方がわずかに低く付いてるようですね。よかった。
新ダットサイトの位置だと、殆ど首を傾けずにサイトを覗けるので、首への負担は格段に減りそうです。
あとは視差の影響がどの程度出るかですが……こればっかりは調整してみないと分かりませんね。