2017年11月14日
ゴーグルDIY改造
マルイフェスに行ったついでに、秋月電子で必要部品買い込んで来ました。
買ってきたのは100円のファン2個と単四×3本用電池ボックス(スイッチ付き)、あとマルツさんで配線の切れっ端(50円)を二袋。
先日のASOBIBA桜木町さんでのハロウィンサバゲの際、七面鳥は満を持して防曇仕様のゴーグルを持ち込んだわけですが。これが状況によってやはり曇ってしまうのは前述したとおり。
ちなみに品物はこれ。理研オプティックのM31B-VF、これをモノタロウで購入。
※モノタロウのカタログから転載
サバゲ用ではありませんが、JIS規格適合品でしかも安い。ちなみにJIS規格とは下図の通り。
なお、このJIS規格における運動エネルギーは、44g×落下速度が大体1.5m/s(計算しました)の二乗÷2000(運動エネルギーK=1/2mv二乗、本来の運動エネルギーは計算単位がKgなので、g単位の場合は1000で割る)だと0.495J。……おや?
44gの鉄球が1.3mから落ちてくるにしてはエネルギー小さい気がしますが、つまりこれは速度の二乗が効いているという事。
こんなんで大丈夫?って感じもありますが、同等規格らしい米国のANSI Z87.1では約1gの鋼球を約45m/sでぶつけて割れない事が求められており、これだとざっくり1Jになります。
ちなみにこの米国規格だと500gの錘を約1.3mで落として大丈夫な事ってのもあって、これだと187.5J……桁が違う。でも、安っすいポリカの使い捨てみたいなゴーグルでもこの規格を通っているものが多いので、名の通った品物なら大概大丈夫だと思って良いでしょう。
話が逸れました。要はサバゲ用でなくても色々選択肢はあるよってことが言いたかったわけですが、七面鳥は「防曇」に重きを置き、かつ、可能な限り安い事をテーマに理研オプテックのM31B-VFを選びました。
使い勝手は非常に良くて、実際ゴーグルに直撃を一発もらいましたがほぼキズが残ってません(よく見れば一応分かりますが、言われないと気づけないレベル)。
ただ、惜しむらくはベンチレーションがない。これは、作業用なので防曇だけでなく防塵も考えた仕様なのだと理解してますが、やはり内部に湿気がたまるとそりゃ曇ります。
であれば。内部の空気を抜いてやれば良い。それも強制換気で。
というわけで、電動ファンです。ファンは前述の通り秋葉原は秋月電子の5V25mm角DCファン100円なりを二個。これは事前の情報収集で、一個だと足りないとか見たからです。
この電動ファンをゴーグルに付けますが、スペースの関係で上部左右しか付けようがありません。
なので、適当に当たりを付けて、ファンの直径分の穴をハサミで切り取ります……が、ちょっと切りすぎました。実際には一回り小さくても良かったというか、そうしないとビス留めが辛くなります。
で、ファンを2.6×15mのビスで止めます。ゴーグル側が曲面ですから隙間が出来ますので、何かで隙間を埋めます。
ここで、七面鳥はてっきりゴーグル側がシリコンだと思いこんでおり、なのでシリコンの充填剤(水回り補修用)を使いましたが、実は周囲は軟質塩化ビニルだそうでシリコン充填剤でなくても大丈夫だった模様です。
配線は、ゴーグルを自作されている皆さんは大概後頭部に電池ボックスを持っていきますが、七面鳥はあえて配線を長く取って胸ポケットとかに入れる方式で作ってみました。
それから、排気側を作ったら当然吸気側も必要です。ので、下側に長方形の穴をカッターで切り取ります。なるべくレンズ面に寄せて曇り取り効果が高まるようにします。
電池は単四を3本使いますが、出来上がってスイッチ入れてみると……うぉう、目が乾く勢いで風が通る!これは、電池2本でも充分だったかも知れない。
とにかく効果絶大が期待出来る事は分かりました。見た目はちょっとアレですが、ゴーグルが曇ると手も足も出ませんから実力こそが全て。今年中にもう一度ゲーム参加して試してみたいなぁ……時間作らないと。